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電子技術研究部のニュースをご紹介します
すべての部員の人へ~最初から原稿をかかない~
ここで私が実体験に基づいて、1年生の時に知りたかったことを書きます。特にUnityをやっている人は必読かもしれません。
Unityでゲームを作ろう。Webサイトをつくろう。そうなったときにはいきなりツールで作り始めている人は、かなり多い印象があります。いきなり書き始めたプロジェクトはいまいちになったり、あとで作り直す必要がでてきたり。それが大人数の大きいプロジェクトならなおさらやめた方がいいかもしれません。
まず作品の設計図を書こう
チームですすめるうえでプロジェクトにとって設計図は必須アイテムです。
この「設計図」はゲームならゲームの場面やアイテム。Webサイトならボタンの配置やページそれぞれについてです。
しかし、なぜ設計図を書いた方がよいのか。今回は一年生に人気のあるUnityゲーム作成に絞ってはなします。
設計図を書く理由
「設計図」はいわば下書きです。絵をかくとき上手な絵師は下書きをかきます。小説家も場面やおおきな要素からつくりますし、いきなり最初から清書しません。
設計図がないと以下のようなトラブルがおこります。
- チームの考えがそろわない
- プロジェクトが前に進めなくなる
- プロジェクトの進みぐわいがわからない。
チームの考えがそろわない
チームで進めていくうえで、一番最初の問題です。最初にぶつかります。
作成前、作成過程のゲームはこの世に存在しないの架空のゲームです。架空のゲームなために、あなたとチーム員は作ろうとしているゲームが違いますし、一緒になることはないでしょう。ここで設計図があるなしで場合わけしてみましょう。
設計図がある:ほとんどの人が同じゲームを想像することで、近い方向にチームが向く。
設計図がない:チームの人たちの考えているゲームがちがうことで、違う方向にむいてしまう。
プロジェクトが前に進めなくなる
先ほどの「チームの考えがそろわない」より、同じように場合分けをおこないます。
設計図がある:チームが作るゲームの部品(アイテム,武器,建物)に一貫性がうまれやすい。
設計図がない:チームが作るゲームの部品がそれぞれに一貫性がない。例)かわいいウサギが主人公なのに敵がリアルなゾンビ、、、
チーム員それぞれが考えているゲームが違うことで喧嘩になることもあるでしょうし、チームの人それぞれが考えているゲームのどれが正しくて間違っているかなどの優劣はつけにくいために前に進みにくくなってしまいます。
プロジェクトの進みぐわいがわからない。
一番重要な問題です。
おそらく作ったゲームは大会に出すとおもいます。
つまり、いつまでも作っていることはできない!
設計図がある:あと何をすればいいかがわかる
設計図がない:今必要なことだけわかる
設計図の書き方
×悪い例:
司会:「主人公の年齢は?」
メンバー:「10歳!」「47歳!」「48歳!」「49歳!」「50歳!」
司会:「上がったなかで1つ投票しましょう。」….
(芝生祭でのクラスの出し物を決めるときによく使われる手法。)
設計図をつくるときに各チーム員のおもっているゲーム要素を書き出して投票できめる、、、、あまりよくないと思います。これをしてしまうとメンバーそれぞれが想像しているゲームのつぎはぎになってしまいます。
さらに、一つに投票をするのではなく、2つ,、3つに投票をする場合最悪の事態が怒り得ます。どういうことかというとみなさんのこころのなかで決めた、1位と同じ量の票が2位や3位にも投票されます。たくさんの人の心の中では3位だった物が1位として当選するかもしれません。
○よい方法:
ここでの「よいほうほう」は一番最適なものかどうかはわかりませんので、鵜呑みにせず今後自分の道を探ってみてもよいと思います。
坊野からのコメント
まず、ゲームのコンセプトを決めてください。ゲームの場合、はじめは「消費者にどうおもってほしいか」を考えて決めましょう。(ゲームの場合は消費者はゲームをプレイする人)
私の場合VR宇宙旅行をプレイしてもらった人に、「ドキドキとワクワクが感じられるようにしたい」とおもっています。
コンセプトは設計図の設計図と考えています。
そして話し合ってください。注意することは思ったことを早く言うこと。
思ったことを言わずに、開発後に
「俺、こうすればいいと思ったのに」などと言っても手遅れです。
設計図を書き直そう
プロジェクトを進めるうえで必ずおもう通りに進まないことがあます。そういうときは設計図を書き直すという選択肢もあります。設計図はあくまでも絵でいう「下書き」なので清書中の箇所を生かしながら柔軟な対応ができるかもしれません。
「~最初から原稿を書かない~」
以上で「~最初から原稿を書くな~」は終了です。設計図を書くとっこんどはスケジュールを立てることができたり、かなりプロジェクトのたすけになるはずです。
今ここで述べたことはあくまで私の考えです。ここで書いた私の考えを自分自身の考えでどんどん改良してほしいと考えています。
ここまでご一読いただき、感謝いたします。