アメリカ留学報告 その4

2023/11/19

目黒 敬久

こんにちは。前回に引き続き、早期推薦、アメリカ留学の模様をお届けします。今日は、以前訪れたロサンゼルスの「リトル・トーキョー」を、紹介します。

リトル・トーキョーの歴史

ロサンゼルスにあるリトル・トーキョーは、アメリカでもっとも大きな日本人街です。数多くの日本の店が進出しており、日本語の看板がそこかしこに見受けられます。日本人だけでなく、多くの観光客がおり、今やロサンゼルスの一大観光地となっています。

1885年に、この場所で日本人が飲食店を開いたのが始まりとされており、その後、多くの日本人が移住してきました。ところが、1960年頃に入ると、建物の老朽化が顕著になり、廃れた街へと変貌してしまいます。

しかし、1960年から1980年にかけて、日本のゼネコンが、同地域にホテルや商業施設を建設し、多くの日本企業をテナントとして呼び込んだことで、活気ある、一大観光地に生まれ変わったという経緯があります。

付近には、第二次世界大戦中、日本人の遺伝子を持ちながら、差別・偏見と闘い、アメリカのために戦った日系アメリカ人兵士を称えた記念碑があり、このような街の様子からも、リトル・トーキョーの長い歴史を感じることができます。

リトル・トーキョーの様子

リトル・トーキョーには、日本の物を売っているお店が数多ありますが、店名はどれもユニークです。おそらく観光地化されていることが、影響しているのでしょう。10月にもかかわらず、短冊が飾られていたりします。

もちろん、日本でおなじみの店もたくさんあります。下の写真は、日本でもよく見かける某有名書店です。日本の書物が、日本語と英語の両方で売られています。面白いのは、英語表記が「Manga」で、日本語表記が「コミック」ということ。

アメリカのコミックは日本の漫画とはテイストが異なり、子供向けのイメージが強いと聞いたことがあるので、もしかしたら、あえて「Manga」と表記することで、新たなジャンルを作り出しているのかもしれません。逆に、日本人向け表記「コミック」は、なんとなく気軽さを感じることができ、手に取ってもらいやすい気がします。あくまで私の考察ですが、、、

まとめ

ロサンゼルスのリトル・トーキョーは、日本の文化とアメリカの文化が溶け合った、不思議な場所でした。見渡すと日本語の文字ばかりですが、どこかアメリカっぽさも感じます。

路上には、英語の名前を漢字で書くパフォーマーの方もおり、どこか、「アメリカから見た日本」を体験しているような気がして、とても勉強になりました。

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