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電技研ノート

プロジェクトD        ~電技研の研究者たち~

2021/08/25

目黒 敬久

第三回

教育に革新を
~ドローン教材の制作者たち~

第一章 事の発端

2020年度2学期某日…

電技研の研究部員である坂倉・服部は、顧問の岩田先生からこんな話を持ち掛けられる。

ドローンとScratchを使ったプログラミングの教材を作ってworkshopをやってみないか?

Scratchとはノーコードでプログラミングができ、子供たちに”プログラミング的思考”を与えるツールとして注目されているものだ。どうやらそれを使ってドローンを飛ばす教材を作るらしい。二人は早速教材の制作を開始した。

第二章 まずはやってみる

2020年度2学期~3学期

実際に教材を作る前に大切な事、それは、自分たちが理解することだ。彼らはまず、自身のS-tabを使ってドローンを飛ばせるか試した。結論から言うと、飛ばせなかった。JavaScriptファイルでエラーが出てしまったらしい。ドローンの開発元に確認をしたところ、ファイルのバージョンの問題だったため、なんとか解決することが出来た。こうして多くの実験を重ね、彼らは教材の構想を練っていった。

第三章 教材の制作

2021年度1学期前半

いよいよpowerpointにて教材の制作が始まった。また、その傍ら、彼らは引き続き大規模な実験(ドローン20台を一斉に飛ばしたことも…)を行い、ドローンの混線問題や、ファームウェアのバージョンの問題を解決していった。

第四章 教材の完成と今後

2021年度1学期後半

システム専任の先生方にアドバイスをいただきつつ、5月下旬、テキストの初版が完成した。岩田先生に一部手を加えていただき、早速、その教材を使用した、中学1年生「IT」の授業が開始した。こうして教材制作はひと段落付いたが、今後彼らは、

初版では取り入れることができなかった「変数」などの内容をテキストに取り入れてパワーアップさせていきたい。

と語っている。彼らの挑戦はこれからも続くようだ…

 

実際のドローン飛行の様子はこちら↓

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