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電技研ノート

引き継ぐということ…

2023/03/26

目黒 敬久

2022年度の幹部は終わり、2023年度の幹部へと引き継がれます。

この記事を書いている広報課課長(私)は、もうすぐ広報課長ではなくなり、執筆量は激減するでしょうし、記事を人に頼むことも無くなります。

それらの役目は、新しい世代の広報課課長へと引き継がれるからです。

この記事では、「2022年度の電技研を牽引する」という役目を果たし終えた、電子技術研究部の幹部たちが、今年一年を振り返る座談会を行い、

・自分たちがやってきたこと
・一番思い出に残ったこと
・後輩に伝えたいこと

について話し合った模様を伝えます。

今年度の活動報告

まずは、座談会の前に、私たち幹部それぞれが、今年一年間、幹部としてどのような活動をしてきたか振り返りました。

今年度、部長として部活のために活動した内容としては大きく分けて3つあります。1つ目は部活毎にあるミーティングの運営・進行です。2つ目は部活の予算・企画書の管理です。そして、3つ目は部活内でのイベントの統括です。また、今年度は新たに課制度を導入したので、年度初めは課制度の立ち上げに向けて準備もしていました。

135人もいる部活の部長としてこの一年間務めたことで沢山の経験をすることができました。ミーティングでは部員の前でマイクを持って喋る技術を得て、予算や企画書の管理をする上では部活全体に焦点をあてないといけないので、「物事を俯瞰して見る」ということも沢山してきました。またそれが、イベントでの活動では担当の振り分けや最終チェックなどをする上でもとても役立ちました。

このような経験は、部長という役職でないとできないとおもいます。改めて今年度、部長に就くことができて感謝しています。

部長 阪東和輝

私は今年度、副部長、広報課課長を務めました。

副部長としては、入部説明会やプロジェクト説明会における、企画・資料作成を行いました。その他にも、活動場所の確保、プロジェクト・名簿の管理、部長不在時のミーティングを行いました。また、芝生祭ではサブリーダーを務めました。今年一年は、電技研が大きく変わった年だと思っています。課制度が始まり、総務課・広報課・イベント課・備品管理課が設立しました。新入部員の活動方針も、大きく変えました。私が中学一年生の時には、自分が将来副部長になり、電技研を大きく変え、後輩の活動環境を作るようになるとは、夢にも思いませんでした。こういった責任ある立場をいただき、本当に光栄です。

広報課課長としては、電技研ホームページの管理を行いました。自身で記事の執筆をするだけでなく、課員への執筆依頼も積極的に行いました。今までは、何事も大抵一人でやってしまっていて、「人に頼む」という経験がほとんどありませんでしたが、今年一年間の経験を通じて、「人に頼む」・「人と協力する」ということが、少しは出来るようになったかなと思っています。そして、懇親会や執筆依頼を通じて、後輩を知り、仲良くなれたとも思います。

副部長・広報課課長は、自分にとって本当に良い経験でした。ありがとうございました。

副部長 広報課課長 目黒敬久

私は今年度、副部長、備品管理課課長を務めました。

副部長としては、芝生祭でみんなをまとめたり、阪東部長がいないときに、帰りのミーティングで話すなど、部長の補佐をしました。

備品管理課課長としては、部室の片付けや倉庫の整理を行いました。いわゆる「雑用」のような活動ではありましたが、時間を決めて集合し、課員全員で一緒に活動する中で、後輩たちと関われる良い機会になりました。

副部長 備品管理課課長 園原史紘

総務課では、芝生祭の装飾作成や、部員全員分の名札作成を行いました。また、課員の名簿作成や、懇親会等の行事における、アンケートも実施しました。

私個人としては、「電技研出席システム」の開発も進め、部員の出席確認の効率化を図りました。もうすぐ完成します!

総務課課長 田中楽都

イベント課では、電技研会議・合宿レク・クリスマス会など、様々なイベントの企画・運営を行いました。また、毎年恒例のクリスマスツリーの設置や、芝生祭のバルーンアーチ作成も行いました。

私個人としては、その他にも、芝生祭のポスター作成や、電技研スタンプラリーのスタンプ作成、タイピング大会のトロフィーの作成など、3Dモデリングの能力を生かして、様々なことをしました。

イベント課課長 河野響

私は、広報課副課長として、「2足歩行ロボットプログラミング体験」や「2022 Play Back!」などの記事を執筆しました。その他にも、新中学一年生向けの電技研の紹介動画や、芝生祭のポスター制作を行い、ホームページ以外の広報にも貢献しました。

広報課副課長 大波広次郎

私は、備品管理課副課長として、電技研の備品である、iPadやパソコンの管理を行いました。部員が簡単に備品を使えて、こちら側も誰が使っているか分かるよう、備品の管理をするフォーム・シートを作りました。

また、その他にも、芝生祭終了後の倉庫片付けをしました。

備品管理課副課長 谷本龍心

私は、総務課副課長として、イベント課と連携し、行事における部員の名簿作成や、その他資料の作成を行いました。各部員の学年を調べて、一枚のシートにまとめるのは、結構大変でした(笑)。また、課員の追加・削除が簡単にできるシステムも開発しました。

総務課副課長 木口颯人

私は、イベント課副課長として、電技研合宿のレクリエーションで、司会をしました。また、クリスマス会の準備や演奏もしました。主に、書類作成以外の、つまり、表舞台での役割を担いました。

イベント課副課長 森田敦也

座談会

座談会では、今年一年間を振り返り、私たち幹部が思ったこと・学んだことを、自由に話し合いました。ここからは、実際の座談会の口調でお伝えします!

今年一年で一番頑張ったことは?

課を作ったことかな。あと、芝生祭の運営も頑張ったよね。

部長 阪東和輝

芝生祭で言うと、ポスター作成は頑張った。

イベント課課長 河野響

備品管理課としてだけど、「倉庫をなるべく奥まで入れるようにする!」。

備品管理課副課長 谷本龍心

↑確かに。芝生祭の時の倉庫は、最低限きれいにするだけでも大変だった。

副部長 備品管理課課長 園原史紘

やっぱり全員がパッと浮かぶのは、芝生祭だよねー。細かいミーティングや連絡、そして、体験講座に向けた後輩への教育は、結構頑張った。

部長 阪東和輝

芝生祭当日の、総合受付も頑張ったな。整理券を配ったりしているから、ミスがあると一大事になる。そのための練習と、後輩の指導は結構大変だった!

広報課副課長 大波広次郎

一階の装飾もやったなー。大きな電技研のロゴを印刷して、上から吊るすのは大変だったよ。

総務課課長 田中楽都

やっぱり周りとの連携だね。実際総合受付と3DCAD講座の間で連絡ミスがあって、若干トラブルにもなってしまったし。

階段な往復も頑張った!?連絡用のトランシーバーが上手くつながらなくて、1階と5階の展示の間でやり取りをするときに、わざわざ階段で行き来する必要があった!

イベント課課長 河野響

シューティングゲームなんて当日に完成したよね。前日徹夜だし。。。

乗りたかったなー。シューティングゲーム。完成した直後から乗客を乗せて、芝生祭が終わったらすぐ解体されてしまった。

備品管理課副課長 谷本龍心

シューティングゲーム制作で言うと、乗客向けのマニュアル作成は頑張った。まず、システム自体の完成が直前で、マニュアルを作るのも結構ギリギリだった!

総務課副課長 木口颯人

企画段階で言うと、やっぱり教室配置だよね。先生方ともたくさん話し合って、たくさん怒られて(笑)。

部長 阪東和輝

話変わるけど、クリスマス会の準備は結構頑張ったな。音響とかそこら辺の準備が。

イベント課副課長 森田敦也

あと合宿。レクリエーションの準備は大変だった。二日目の朝に急遽実施した、高2による「おもしろい話」も頑張ってたよね。食事前のあいさつも(笑)。

イベント課課長 河野響

今年一年で一番苦労したことは?今年一年で一番つらかったことは?

やっぱりそれも芝生祭だねー。結構ハードな仕事量だった。

副部長 備品管理課課長 園原史紘

休みの日に、シューティングゲーム作成メンバーと買い出しに行って、ひたすら「的」作りに励んだなー。

備品管理課副課長 谷本龍心

やっぱり最優秀団体賞のためには、結構努力が必要だったよね。みんなで協力し合って。あと、協力しあうための準備を、幹部がきちんとやらないとね。

部長 阪東和輝

準備は結構ギリギリになってしまった。あれは、9月からシューティングゲームのシステムづくりを始めたのが、間違いだった。もっと早く始めるべきだった。

備品管理課副課長 谷本龍心

芝生祭展示企画の企画書を先生方に提出するのは、結構、大変だったなー。定期考査の前で、忙しい状況でもあったし。

副部長 広報課課長 目黒敬久

芝生祭の話から変わるけど、やっぱり部長として、部活毎のミーティングは大変だった。先生の話を汲みながら、部員に向かって話すのは、結構難しい。もちろん、自分を成長させてくれる場になったから、本当にありがたく思ってる!

部長 阪東和輝

僕はつらいことは全く無かったな。課長の河野が優秀すぎて、いろいろやってもらって。レクリエーションの司会も楽しくできたし。

イベント課副課長 森田敦也

やっておけば良かったことは?反省点は?

もうちょっと、自分で幹部の役割以外でやりたいことを見つけて、挑戦すればよかったなーと。

部長 阪東和輝

仕事の振り分けかなー。イベント課は、あまり上手に出来なかったと思う。

イベント課課長 河野響

課長(河野)ともっとコミュニケーションをとればよかった。振り分けをもっと手伝えば良かったなと。

イベント課副課長 森田敦也

僕としては、電技研ホームページの改良をすれば良かったと思ってる。紹介動画は変更したけれども、もっと機能的な面で改善すればよかった。

副部長 広報課課長 目黒敬久

課対抗のタイピング大会は実施したけれども、課対抗のリレー大会みたいな、運動系のものもやりたかったな。

イベント課課長 河野響

パソコンやロボットに関する、そもそもの知識を、もっと付けておけば良かった。

副部長 備品管理課課長 園原史紘

あとは、パソコンやロボットの知識に限らず、もっと勉強しておけばよかった。勉強と部活の両立だね。

イベント課課長 河野響

少し話が変わるけど、もうちょっと小まめに予算の使い道を募って、部費を部員に還元していれば良かったなー。

部長 阪東和輝

倉庫に、プロジェクトごとの棚を作って、住所のような感じで、各プロジェクトが自由に使えるようにすれば良かった。そもそも、もっと倉庫をきれいにしておけば良かった。

副部長 備品管理課課長 園原史紘

最後に、次の世代へのメッセージをどうぞ!

取れるものは全部とれ。やりたいこともあると思うけど、部のためになる事を、メリハリをつけて、やっていってほしい。そのために、自分の活動を上手く効率的に進めてほしい。後輩とのコミュニケーションは大事!幹部の仕事は辛いこともあるかもしれないけど、結果的に自分の財産になるし成長できる。部長や課長という名前があり、重圧は感じると思うけど、そこまで、自分で背負いすぎずに、仲間も多いから、仕事を振っていくこと。気楽にやってほしい!

部長 阪東和輝

単純なことかもしれないけれど、後悔の無いようにやってほしい。電技研の幹部として、新入部員を勧誘し、後輩を育て、芝生祭の指揮を執る、こういった一連の経験は、たった一年しかできないこと。だからこそ、この一年間を噛みしめて、思う存分、後悔の無いようにやってほしい!

副部長 広報課課長 目黒敬久

何事も、計画的に進めよう!ビジョンを見据えて、そこから逆算し、今やるべきことをするのが大切。そして、仲間を大切にしよう!何事も、メンバーがいてこそ。いないのは本当に辛い。

副部長 備品管理課課長 園原史紘

サボらずしっかりやることが大事。やりたいことが見つからないなら、先輩に相談しよう。先生方が言うように、ここでやることは将来本当に役に立つ。楽しみ貢献しながら、部活動に励もう!

総務課課長 田中楽都

自分の役割をこなしながら、研究と貢献をしていくことが大事。直前から始めるのではなく、前々から準備する。頼まれたことは、必ずする。いつか自分のためになるから。頼まれた時には無理だと思っても、あきらめずに一度挑戦し、それでも無理だったら、みんなで助け合う。先輩を頼っていこう!分からないことは何でも聞こう!

イベント課課長 河野響

まあ頑張れ。辛いことや、やりたくないことがあるかもしれないけど、解釈を変えて、「やってやるか!」という思いでやるのが大事。大変なことも、振り返れば、いい経験やいい思い出になるから、今はとりあえず頑張ってほしい。

広報課副課長 大波広次郎

部活に集中して、妥協しないこと!文化祭は結構大変で、体力的にも厳しいかもしれないけど、結果が出れば納得できる。途中であきらめない、絶対にやり抜く。

備品管理課副課長 谷本龍心

電技研は、ポートフォリオにかける!大学に行っても役に立つことが多い。電技研でやってることは、全国レベル、世界レベルのこと。一生懸命研究に励もう!

総務課副課長 木口颯人

もらった仕事を自分たちだけでやるのではなく、課の人たちに上手に割り振ることが大事!課長副課長同士のコミュニケーションも積極的にとろう。もちろん、課全体のコミュニケーションも。

イベント課副課長 森田敦也

総括(2022年度部長 阪東和輝より)

今回、最初で最後の、高2幹部での座談会を行いました。部活動の中で5年間ともに過ごしてきた仲間なので、終始盛り上がり楽しい座談会となりました。

さて、今年度振り返ってみて内容・結果ともに充実した年となりました。課の立ち上げから始まり、合宿・芝生祭を経て、引き継ぎをして今年度が終わりました。

今年度は特に、昨年度から目標にしていた「芝生祭最優秀団体賞の受賞」と「退部率の軽減」に関しては、成功と言っていいのかなと思います。「芝生祭最優秀団体賞の受賞」に関しては、2回のオンライン文化祭を経て、初めてのオフライン文化祭ということもあり、とても大事にしていた点でした。

改めて、私はこの一年間このメンバーで電子技術研究部の運営をできたこと、とても嬉しく思います。このような経験はどこでもできるわけではないので、貴重な経験を得れたと思い今後の人生に活かしていきたいなと思いました。

そして、これから幹部になる後輩たちにはより活発に、より楽しく部活動をしていってほしいなと思います。

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