プロジェクトD ~電技研の研究者たち~
2021/08/06
目黒 敬久
第二回
希望を運べ
~レゴクレーンゲームの研究者たち~
第一章 メンバーの結成
2018年9月
WROを終えた中学1年生の彼らは、その知識と経験を生かし、レゴマインドストーム,EV3(運動制御可能なLEGO)で、様々な小道具を制作するチームを結成した。この時はまだ、チームの誰もが、あんな大道具を将来作ることになるとは思ってもみなかった・・・
第二章 事の発端
2018年12月
彼らは、小道具の一環として、小型のレゴだけで出来たクレーンゲームの制作を開始した。
2019年3月
遂に小型のレゴクレーンゲームが完成した。早速岩田先生に体験してもらったところ、思いもよらぬ言葉が返ってきた・・・
このクレーンゲーム、もっと本格的なサイズにしたら?
第三章 長い道のりの始まり
2019年4月:レゴクレーンゲームの設計を始める。
2019年6月:レゴクレーンゲームの材料の木材をビバホームにて購入。組み立てに取り掛かる。
2019年8月:レゴクレーンゲームの可動部分をレゴマインドストームにて制作完了。
2019年9月:レゴクレーンゲームの本体を木材にて制作完了。
毎日ひたすらレゴクレーンゲームの作成につぎ込む日々が続いた。
第四章 失敗
2019年10月
彼らレゴクレーン課にとって、初めての芝生祭が訪れる・・・
その日は一日中大変だった。運転開始当初から、プログラムのバグにより縦移動ができず、ただ横移動するだけのクレーンゲームになってしまったのだ。しかも、可動部の物理的トラブルで、開始4時間で展示を運転休止に追い込まれてしまった。とにかく、本当に大変な一日だった・・・
第五章 リスタート
2019年11月~
芝生祭を終えた彼らは、その経験と反省を生かし、レゴクレーンゲームのバグの修正、そして更なる改良を進めていった。芝生祭から4か月後の芝浦dayでは、ほとんどトラブルなく、運営することが出来た。新型コロナウイルスの影響で多少の横槍は入ったものの、2020年度の芝生祭での展示にも成功。新たにコントローラーも改造し、安定したレゴクレーンゲームの開発に無事成功した。
最後に
このような長い時間をかけ、無事にプロジェクトを成功した彼らに、こんなことを聞いてみた・・・
あなたにとって、電技研とは?
すると、こう答えてくれた。
電技研は家、部員は家族
電技研、そして彼らの挑戦は、これからも続く・・・