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電技研ノート

プロジェクトD         ~電技研の研究者たち~

2022/02/08

目黒 敬久

第五回

希望を運べ
~レゴクレーンの研究者たち
(2)

第2回 プロジェクトDにて紹介した”レゴクレーン課”に新展開が…今回は、新たなメンバーが加わったレゴクレーン課の、新たなプロジェクトについて徹底取材した。

第一章 新メンバーの加入

4月…レゴクレーン課に、電技研の新入生(中学1年)が7人加わる。
11月…レゴクレーン課に、新たに高校1年生が3人加わる。

こうして、15人体制となったレゴクレーン課は、ますます活動の範囲を広げていく…

第二章 先生からの言葉

10月28日…久々に、顧問の岩田先生に改良を重ねたレゴクレーン(UFOキャッチャー)を見てもらったところ、非常に高い評価を頂いた。動きがとてもスムーズになったとのことで、点数をつけるなら95点だと言っていただいた。また、「モノづくりに完璧はなく、常に質を高めるものだ。」ということで、100点満点ではないとのこと。

第三章 新プロジェクト

同日、岩田先生から驚きの話が…なんと、2022年に、岩田先生の講座内で、UFOキャッチャーを用いた小学生対象のワークショップを実施できる可能性が浮上したとのこと。モニタ内でUFOキャッチャーの制御プログラムを作り、実機を使って正常に動くか確かめる。”トライ”アンド”エラー”の「ワクワク感」を体験できる講座だ。教材準備として、中学生は新型の小型UFOキャッチャーを2台追加で制作、高校生は既存のUFOキャッチャーの改善を行った。また、3Dプリンターを用いてUFOキャッチャーの模型を制作し、強度確認を行ったり、ゲームの景品を制作したりした。

第四章 プロブレム

12月13日…ワークショップに向けて準備を進めていたところ、突如岩田先生に呼び出され、次のような指摘を受けた。

現状の設備では、参加可能な小学生の人数がかなり限られてしまうのではないか?対処方法を模索してくれ。

確かに制作したUFOキャッチャーは現在3台、定員もせいぜい10名というのが現状だ。そこで、メンバー全員で集まり、この定員を倍増させ、より多くの小学生にワークショップを楽しんでもらう術を話し合った。岩田先生とも議論を重ね、最終的に、縦軸移動だけの簡易的なUFOキャッチャーを制作することになった。現在彼らは、この新型UFOキャッチャーの設計を終え、試行錯誤しつつ、3Dプリンターでの出力を行っているところである。たくさんの小学生に、このワークショップを通してプログラミングの楽しさを味わってもらうことを願って…

メンバー

↑(2名欠席)
名前学年担当
西村智徳高校1年リーダー
企画管理、広報、設計、CAD
プログラム、メイン機体作成
齋藤悠一高校1年サブリーダー
プログラム、機体設計
メイン機体作成
水野航高校1年メイン機体制作、装飾、CAD
機体設計、プログラム
萩庭隆太高校1年メイン機体制作、機体設計
CAD、広報
深瀬正太朗高校1年メイン機体制作、CAD
プログラム
遠藤蒼太朗高校1年メイン機体制作、装飾
田中慈勇人高校1年メイン機体制作
矢向圭悟高校1年メイン機体制作
網飛雄中学1年サブ機体制作主任
機体設計、コントローラー
アーム、移動部、巻き上げ部
永山竣也中学1年〈サブ機体制作〉
アーム、コントローラー
松本陽中学1年〈サブ機体制作〉
コントローラー
パーツ整理
小林恋太郎中学1年〈サブ機体制作〉
アーム
後藤諒也中学1年〈サブ機体制作〉
コントローラー
佐々木遼輔中学1年〈サブ機体制作〉
川井煌太中学1年〈サブ機体制作〉

ギャラリー

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