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電技研ノート

合宿一日目

2022/09/09

亀井達朗

電技研合宿一日目 学校に集合してからの出発です。 部員一同楽しそうにしています。

最初の目的地、合宿一日目最初の昼食,お食事処であり海鮮料理店の「まるかつ」へ向かいます。

~合宿一日目の昼食~

福島県きっての漁港、”小名浜港”近くの「まるかつ」に到着しました。ここで、昼食をとります。

「まるかつ」の一階には、震災当時に津波が押し押せた高さを示すテープが貼ってありました。高さはなんと160cm!僕の場合、口元が隠れるくらいの高さでした。そして驚くべきは「まるかつ」の一階がすべて津波で飲まれたのにもかかわらず、被災後二か月に営業を再開していたということ、驚きです…

昼食のメニューは、アジフライとエビフライ,イカフライなどの揚げ物、お味噌汁とお米になっています。揚げ物の揚げ具合がちょうどよく、お米との相性も抜群でとてもおいしかったです。

『まるかつ』にてお土産を買う部員たち

バス出発の時間までは「まるかつ」の一階で販売している商品をお土産として買っている部員もいました。

東日本大震災・原子力災害伝承館館内

二つ目の目的地、「東日本大震災・原子力災害伝承館」に到着しました。

「東日本大震災・原子力災害伝承館」では、震災後の町の風景や津波によって流された標識やランドセルなどの身の回りのものが展示されていました。また、放射性物質が及ぼす環境の変化や汚染された土の処理方法,大気中に放出された放射性物質のその後などが展示されていました。

双葉町消防団第二分団
請戸小学校校内(一階教室)

フィールドワークとして、震災当時が残る双葉町と隣町にあたる浪江町の請戸小学校を見学しました。

双葉町は、震災後に原子力災害を受け、帰宅困難区域に指定されてしまい、震災当時の姿が多くの場所で残る町となっていました。崩れた屋根、ずれた瓦、一階部分がつぶれてしまった家屋など生々しい震災の影響が今でも残っていました。その中でも印象に残ったのは双葉町消防団第二分団の建物で、この建物は、当時の消防団の方々が災害によって被災した人々のために出動しようとしたが、災害の影響で電気が止まりシャッターが開かなくなってしまった。そこで、シャッターの中にある消防車で無理やり開け、出動した形跡が残るという建物です。また、双葉町では、8月の下旬に帰宅困難区域から解除され、町内に住むことができるようになります。

隣町の請戸小学校は、海からの距離が300mの場所に位置し、震災当時に多大な被害をうけました。震災後、周りの建物は解体,撤去したものの、請戸小学校は地震,津波の恐ろしさを伝えるために、震災当時のすがたかたちで保存されています。実際に見てみると、津波の力の大きさと何もかもを飲み込む恐ろしさを学ぶことができました。 また、請戸小学校に当時登校していた児童や先生、地元の方々が避難した山も見学に行きました。山に登れた人と登ることのできなかった人で、その後の運命が変わってしまうのは信じ難かったです。

日が傾いてきました。 電技研部員一行は、相馬市にあります「飛天ホテル」に行きました。 一日目、バス移動が長かったため疲労困憊の部員が多く感じました。

待望の夕食です。 メニューはアサリのお味噌汁や、カニの豆腐、から揚げなどがあり一日目の疲れが飛ぶようなおいしい料理でした。

レクリエーションでは、イントロクイズに正解した人が数字を言っていくBINGO大会がありました。また、中学生から高校二年生までで5人ほどのグループを作り、トランプを使って大富豪やブラックジャックなどのカードゲームを行い、先輩と後輩の交流を深めました。とても楽しいレクリエーションでした。 お風呂の時間となりました。 飛天ホテルには露天風呂がありました。外はあいにくの雨でしたが、湯温は程よく温かくとても気持ちよかったです。

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