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世界大会経験チームが語る ロボカップのための機体設計の方法とは!? 入門編【初心者向け】
最初に
こんにちは、Oi DENGIKEN です
この記事ではロボカップジュニアサッカーを始めるために何をしたらいいのか、機体設計編を書いていきたいと思います。
目次
- 必要なパーツと役割
- Fusion 360 の導入手順
- モデリング練習:パーツ再現のすすめ
- オリジナル機体設計の流れ 試作・印刷の心得
- まとめ
必要なパーツと役割
| パーツ | 目的 | イメージ画像での色 |
| 下版 | 基板・モーターを支える | 黄色 |
| オムニホイール | 全方向移動で機体を運ぶ | 青色 |
| 壁 | 衝突から基板を守る | 灰色 |
| 上板 | 壁の上に搭載、構造補強 | 赤色 |
| ハンドル | 機体を持ち運ぶ | 緑色 |
| ボール捕獲部 | ボールをキャッチ | 白色 |

Fusion 360 の導入手順
まず、Fusion360 というソフトをネットで調べながらインストールしてください。
学生なら生徒証の画像を送ることで無料で使用できます。
インストールが成功した場合、次は YouTube に上がっている Fusion の使い方動画を見て、ある程度の操作方法を理解しましょう!
モデリング練習:パーツ再現のすすめ
機体は自由に作ることが出来ます!
しかし、いきなり自由に作れと言われても何をすればいいのかわからないでしょう
そこで、私は他のロボカップチームが過去の大会で使っていたパーツを再現してみるところから始めるのがいいと思います。
そうして、ある程度物が作れそうだなと思ったらロボカップサッカーで必要なパーツの再現をしてみましょう。個人的にはオムニホイールが独立しているので再現しやすいと思います。
他のロボカップチームが過去の大会で使っていたパーツは X(Twitter)や note などで上がっていることが多いのでそのあたりから探しましょう。
注意として、再現したものをそのまま自分のチームのものとして使うのはロボカップサッカーのルールで禁止されています。あくまで練習だということを忘れないようにしましょう。
オリジナル機体設計の流れ 試作・印刷の心得
パーツを完全でなくともある程度再現出来たら、基本的な操作は大丈夫です。
ここから先は自分のオリジナルの機体を作っていきましょう。
オリジナルの機体を作る前にチームメンバーと話し合って、どんな機体を作るのか、基盤はどこに配置するのかなどを決めてから作るようにしましょう。
アドバイスとしては、とにかく印刷しまくりましょう。寸法が思っていたのと違ったなど実際に印刷しないとわからないこともあるので、出来たら印刷してみることをお勧めします。
※プリンターを購入するのならおすすめは Adventurer 5M pro です。

まとめ
- Fusion 360 をインストールし、動画1本で基本操作を習得。
- 過去チームのパーツを1つ再現して、CAD の感覚をつかむ。
- チーム全員で設計要件を擦り合わせ、オリジナル機体を描き起こす。
というものが1から始める上で大事になっていきます!
是非、読者の皆さんも記事で書いていることを行いロボカップに挑戦してみてください!

