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電子技術研究部のニュースをご紹介します
OB・OGが語る電技研の魅力とは?
広報課の弓削です。
5月10日(土)にOB・OGの和泉先輩、岩上先輩、鈴木先輩と現役部員で座談会を開催しました。
その際に話した電技研の魅力についてまとめていきたいと思います。
紹介
和泉先輩、岩上先輩、鈴木先輩は芝浦工業大学附属高等学校の2019年度卒業生で、和泉先輩と岩上先輩は現在大学院生、鈴木先輩は就職して働いています。
それでは、対談会にて話したことをインタビュー形式で紹介していきます!適宜部員が質問した内容も入れています!
電技研に入って良かったことは?
一言で言えば、「自分が無能だと知ったこと」です。一人でできることの限界を痛感したことです。
岩上先輩
部活での進捗管理アプリ開発経験は今も役立っています。状況一覧表示や意見反映による改善等を通して、ユーザー視点とフィードバックの重要性を学無事ができました。この経験は個人アプリ開発の基礎となり、特にフィードバックシステムの構築意識に繋がっています。現在の高齢者向けアプリデザイン研究にも、使いやすさ追求の姿勢として貢献しています。
和泉先輩

電技研の中でのいい思い出は?
電技研での活動は、外から見ると華やかで素晴らしいものに思えるかもしれませんが、いざキッザニアでワークショップを実施すると、子どもたちから非常にシビアな目で見られることがあります。 出展企業がヤクルト、保険会社、JALといった大手ばかりなので、私たちのような学生団体ではなかなか太刀打ちできません。相手の企業規模の大きさを痛感する、ある意味で貴重な経験になりました。時には厳しい言葉を投げかけられることもありました。パーツの箱を大量に準備したのも良い思い出です。
和泉先輩
あと、電技研での筑波合宿が楽しかったですね。
どちらかと言えば、大変だった思い出の方が多いですね。楽しかったことは、すぐにはあまり出てきません。しかし、大変ではありましたが、自分が本当にやりたいことを追求できる環境は、非常に楽しかったです。
岩上先輩

先輩から見て、今の電技研で伸ばしてほしいこと、足りないところは?
電技研は技術力に優れる一方でプロジェクトマネジメント力が不足しがちであるため、文化祭などを通じて自ら進捗管理や戦略的拡大を図り、教員や幹部に頼らず自立的に運営すると同時に、「やりたいこと」を実現するためには「やりたくないこと」にも責任を持って取り組む姿勢が不可欠だと思います。
和泉先輩
電技研は中高の部活動として質の高い活動を行っていて、明確な不足点はほとんどないものの、海外や学校外への認知度が低いことが課題として残ってると思います。
就職活動などを経験すると実感しますが、「電技研」という名前だけでは、なかなか活動内容まで理解してもらえませんので、「電技研」という名前と活動実績をもっと日本中に広めてほしいですし、企業や大学の研究室など、外部組織との連携を積極的に進めてほしいです。
岩上先輩

電技研のウェブサイトを世界人口の1%に見てもらうにはどうすればいいと思うか
今の目標設定だと、どうやって見てもらうか、という手段に寄りすぎている可能性があります。
和泉先輩
そのため、より多くの人を惹きつけるためは自ら魅力的な大会を企画・開催して活動実績をアピールしつつ、「電技研」という名前と実績を全国に広め、企業や大学の研究室など外部組織との連携を積極的に進めることが有効なのではないか?
ワークショップを行ったということですが、その中で大変だったことはなんですか?
ドローンのワークショップの際、会場がオープンスペース(例:商業施設の一角など)だと、通りすがりの人に自分たちから積極的に声をかけて参加者を集めなければなりませんでした。なかなか人が集まらず、呼び込みに苦労した記憶があります。
鈴木先輩

部活動で使った機材や得たスキルで、特に役立ったものは?
大前提として、私は主にドローン関連の活動に注力していましたが、PowerPoint(パワーポイント)のスキルは、習得できて非常に良かったと実感しています。大学生になっても、残念ながら中高生が作るような未熟なスライドを作成する人は少なくありません。しかし、電技研でプレゼンテーション資料を作成する経験を数多く積んでいたおかげで、社会人としても通用するような、論理的で質の高い資料を自然と作れるようになりました。
鈴木先輩
電技研に在籍していて、「あれをやっておけばよかった」と後悔していることはありますか?
恋愛ですね(笑)。しかし、それ以外はやりたいことを一通り経験できたので特に思い残したことはありません。しかし、後輩への活動の引き継ぎが十分にできなかったことは少し心残りです。
OB・OGの方一同

ズバリ、岩田先生の攻略法は!?
娘さんのことを褒めるのが効果的ですね(笑)。それから、何か活動の成果を積極的に外部に発表するという姿勢が大事だと思います。
鈴木先輩
娘さんだけでなく、奥様のこともさりげなく褒めると良いでしょう(笑)。
和泉先輩

最後に
今回のインタビューを通じて、先輩方それぞれのリアルな経験や工夫、率直なアドバイスに触れることで、自分の視野が大きく広がり、これから何を優先して取り組むべきかが明確になりました。ドローン課の立ち上げやワークショップでの苦労、プロジェクト運営の大切さ、プレゼン資料作成や英語学習の意義など、多彩な示唆をいただき、自分も主体的にチャレンジし続けたいという強い意欲が湧きました。今後の活動や進路選択に大いに役立つ、貴重な機会となりました。
今後とも、OB・OGとのコラボ記事を配信していきます!お楽しみに!!
