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言葉だけでWebページが完成する?Google Antigravityを使ってみよう!
はじめに:「バイブコーディング」って何?
最近、「バイブコーディング(Vibe Coding)」という言葉を耳にしたことはありますか?
バイブコーディングとは、コードを一行一行手で書くのではなく、AIに「こんなものを作りたい」と言葉で伝えるだけで、コードを自動生成してもらう開発スタイルのことです。2025年にスタンフォード大学のAndrej Karpathy氏が提唱し、急速に広まりました。
ざっくりいうと、「AIと話しながら、ノリ(バイブ)でプログラムを作る」感覚です。コードの細かい文法を知らなくても、アイデアさえあれば形にできる——そんな新しい開発体験です。
そして今回紹介するのが、Googleが2025年に公開したバイブコーディングツール Antigravity です。
Antigravityとは?
Antigravityは、Google DeepMindが開発したAIエージェント搭載の統合開発環境(IDE)です。VSCodeをベースに作られており、見た目や操作感はVSCodeに近いですが、中身はかなり異なります。
普通のコードエディタは「補助してくれるツール」ですが、Antigravityは「一緒に働いてくれるAI同僚」のような存在。あなたがやりたいことを日本語(または英語)で伝えると、AIが計画を立て、コードを書き、動作確認まで自動でやってくれます。
主な特徴
- エージェントベース:AIが自律的にタスクを計画・実行・検証する
- VSCodeベース:既存の拡張機能やショートカットがそのまま使える
- 無料で利用可能(2025年現在)
- 2つのモードがあり、用途によって使い分けられる(後述)
インストールしよう!
① 公式サイトからインストーラをダウンロード
Antigravityの公式サイトにアクセスし、右上の”Download”ボタンをクリックします。
自分のOSにあったものをクリックします。

② インストーラを実行
ダウンロードしたファイル(Antigravity.exe)を実行し、”同意する”、”次へ”と押していきましょう。

③ 初回起動
インストールが完了したら起動してみましょう。テーマやエディタ設定の選択画面が表示されます。好みに合わせて設定してください。

④ 日本語化
左側のサイドバーの一番下をクリックし、検索欄に、”Japanese language pack”と入力してインストールボタンを押しましょう!
その後、再度Antigravityを開きなおしたら完了です!
2つのモードを理解しよう
Antigravityには、AIへの指示方法として2つのモードがあります。
Planningモード(計画してから実行)
複雑な機能を実装したいときに使うモード。AIがいきなりコードを書き始めるのではなく、まず「実装計画書(タスクリスト)」を作成してから着手します。
「全体の流れを確認してから進めたい」「大きな機能を作りたい」というときに最適です。
Fastモード(すぐに実行)
軽微な修正や、シンプルな追加をしたいときに使うモード。計画なしで即座にコードを書き換えてくれます。「色を変えたい」「ボタンを追加したい」といった小さな変更に向いています。
↓ここで変えることができます

実際にシンプルなwebページを作ってみよう!
では、実際に使ってみましょう!今回は「自己紹介カード」のシンプルなWebページをAIに作ってもらいます。
① 新しいプロジェクトを作成
「File → Open Folder」から空のフォルダを選んで開きます。

② AIに作ってほしいものを伝える
画面右側(または下部)にあるAIチャットパネルを開き、こんな感じで入力してみましょう。
シンプルな自己紹介カードのWebページを作ってください。
名前・趣味・一言メッセージが表示され、背景は青系のグラデーションにしてください。
HTML・CSS・JavaScriptを1ファイルにまとめてください。
実行したら、処理が終わるまで待ちましょう。チャット欄に、Running… と表示されなくなったら終了した合図です!
③ ブラウザでプレビューする
コードが生成されたら、HTMLファイルをブラウザで開いてみましょう(右クリック → 「Open with Live Server」、または直接ファイルをブラウザにドラッグ&ドロップ)。
うまく動きましたか?もし気に入らない部分があれば、チャットにさらに指示を送ればOKです。たとえば、
フォントをもう少し大きくして、名前を太字にしてください。
AIが差分だけを修正してくれます。
使う上での注意点
Antigravityは非常に便利なツールですが、いくつか注意しておきたい点があります。
セキュリティに気をつけよう:パスワード・APIキー・個人情報など、機密性の高いデータはAIに処理させないようにしましょう。AIとのやり取りはサーバーを経由する場合があるため、重要な情報は含めないのが鉄則です。
生成コードは必ず確認しよう:AIが生成したコードが常に正しいとは限りません。特に公開するサービスや重要な機能に使う場合は、コードの中身をしっかり確認する習慣をつけましょう。
Planningモードを活用しよう:複雑な機能を作るときは、Fastモードではなく先にPlanningモードで計画を確認してから進めると、途中で方向がズレるリスクが減ります。
まとめ
今回紹介したGoogleのバイブコーディングツール Antigravity を使えば、コードの文法に詳しくなくても、アイデアを言葉にするだけでWebページが作れます。
プログラミングの入口として、またはアイデアのプロトタイプをすばやく形にしたいときの強力な相棒として、ぜひ一度試してみてください!
参考文献
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