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DaVinci Resolve Fusionの使い方入門【初心者向け】Part.2
はじめに
こんにちは!電子技術研究部の弓削です。
DaVinci ResolveのFusionを使えば、プロ並みの映像編集が可能になります。
本記事では知らないと損する!Fusionの基礎講座についてを解説します。
ということで、今回は「DaVinci Resolve」の難しくあまり触れらていないFusionページについて説明しようとおもいます。Fusionは難しそうに見えますが、基本を覚えれば簡単に使えます!
今回は、図形の作り方動かし方についを紹介します!
DaVinci Resolve の “Fusion”ってなに?
Fusionは、動画を合成したり、特別なエフェクトを加えたりする機能です。「ノード」と呼ばれるブロックをつなげて、映像を作ります。これを使うと、アニメーションや以下のようなカッコいい映像を作れます。
(アニメーション、字幕、カット、モーショングラフィックス、カラーなどのこともできます)
目次
- Fusionページで図形をつくってみよう!
- Fusionページで作った図形を動かしてみよう!
1. Fusionページで図形をつくってみよう!
まずは、DaVinci Resolveの カットページ でFusionコンポジションを設置し、Fusionページ を開きましょう。 (操作がわからない場合は、前回の記事を読んでみてください!)
BackGround(背景) ノードを作業エリアに追加し、Media Out と接続して背景を作成します。

新しいBackGround ノードを追加します。(以降、これを BackGround1 とします。)
BackGround1 の白い□を BackGround の白い□と接続すると、自動的に Merge ノードが作成されます。

BackGround1 の色を、作りたい図形の色に変更します。

マスク(Rectangle) を作業エリアに追加します。

BackGround1 に Rectangle を接続します。

Rectangleの「高さ」「幅」 を調整し、図形のサイズを変更します。

Q. Rectangleとは?
A. Rectangle(長方形マスク) は、Text+ や BackGround(主語)、Merge(接続詞) の表示領域を制限するノードです。 英語の文法でいうと、形容詞や副詞の役割 を持ちます。
これで、四角形を作ることができます!
【応用】
三角形や六角形などの 自由な形 を作りたい場合は、Polygon(ポリゴン) ノードを使いましょう。 Polygonを使うと、自分の好きな形を作成することができます。PolygonとRectangleつなぎ方はおなじです。

2. 図形を動かしてみよう!
図形の動かし方は、テキストの動かし方とほとんど同じ です。前回の記事で説明した キーフレーム や スプラインエディタ を利用して、図形の動きを調整しましょう。
フレームタイムライン で図形の開始位置を決め、赤い線をその位置に移動します。
Rectangleのインスペクタ の「センター」値を調整し、開始位置を決定したら🔸マークをクリックします。

図形の終了位置 に移動し、再び「センター」値を調整します。

これで図形を移動させることができます。
しかし、このままだと動きが単調なので、スプラインエディタ を使って動きに緩急をつけます。
スプライン ボタンを押し、左のリストから対象のプロパティにチェックを入れます。
グラフを全体表示 し、動きを調整したい範囲を選択します。
Tキー を押すと、「Ease In / Ease Out」オプションが表示され、滑らかな動きに調整できます。

これで、図形もスムーズに動かすことができます!
※この記事では作業の説明をはぶいているので詳しく知りたい人は前回の記事を読んでください。
最後に
Fusionページでの図形の作り方、動かし方について説明しました!
好評であれば次にFusionページでのマスクの応用についてを説明していきたいとおもいます!