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顧問の先生方の頭の中...
年の終わりに、電子技術研究部という「場」について思うこと
12月31日。
一年の終わりは、少しだけ立ち止まって、顧問を代表して、振り返る時間にしたいと思っています。
電子技術研究部は、ロボット制御や電子工作、プログラミングを学ぶ部活動です。
しかし私は、この部活を「技術を教える場所」だとは思っていません。
ここは、考えることを許される場所であり、試行錯誤が肯定される場所であり、
そして何より、一人ひとりの違いが、そのまま価値になる場所だと感じています。
うまくいった実験もあれば、思うように動かないロボットもありました。
大会で結果が出たこともあれば、悔しさが残った場面もありました。
けれど、その一つひとつに共通しているのは、
部員たちが「自分で考え、手を動かし、仲間と向き合ってきた」という事実です。
答えは、最初から用意されていません。
だからこそ、迷う時間があり、悩む時間があり、遠回りもあります。
でも私は、その遠回りの中にこそ、学びの本質があると信じています。
顧問として、この一年、部員たちと同じ目線で悩み、考え、喜び合えたことを、とても誇りに思います。
そして、日々の活動を支えてくださった保護者の皆様には、心から感謝しています。
見えないところでの理解や応援があったからこそ、部員たちは安心して挑戦することができました。
また、共に部を支えてきた顧問の先生方にも、深く感謝しています。
教育に「正解」はありません。
だからこそ、対話し、試し、考え続ける仲間がいることは、何よりの支えでした。
電子技術研究部は、これからも「完成」を目指す部活ではありません。
むしろ、未完成であり続けることを大切にしながら、
それぞれが自分の可能性を、少しずつ押し拡げていく場所でありたいと思っています。
今年一年、本当にありがとうございました。
そして来年もまた、この場所で、考え、つくり、問い続けていきましょう。
良い年をお迎えください。
電子技術研究部 顧問
岩田 亮