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顧問の先生方の頭の中...
新年にあたって ― 電子技術研究部というチームのこれから
新年あけましておめでとうございます。
2026年の始まりにあたり、電子技術研究部の一人の顧問として、そしてこの部活を愛する一人の人間として、少し言葉を残したいと思います。
電子技術研究部には、部訓と原則があります。
これは形だけの決まりではなく、一人ひとりが日々の行動の中で意識してほしい軸です。
部訓は、
「研究と貢献」
「仮説と検証」
「先輩から後輩へ」。
研究することは、自分のためだけではありません。
その成果を誰かに還元し、社会や仲間に貢献してこそ、技術には意味が生まれます。
仮説を立て、検証する。その繰り返しの中で、人は考える力を身につけていきます。
そして、学びは一代限りでは終わらせない。先輩から後輩へと受け継がれていくことで、部活は文化になります。
原則は、
「挨拶が言える」
「お礼を言える」
「清潔感を保つ」
「モノを大切にする」。
どれも、当たり前のようで、実はとても難しいことです。
でも私は、技術以前に、人として信頼される姿勢を何よりも大切にしたいと思っています。
今年のテーマは、「押し拡げる」です。
技術の幅、視野、発想、行動範囲、そして自分自身の可能性。
電子技術研究部は、部員一人ひとりの個性を尊重し、その成長を大切にする部活です。
誰かと比べて評価されるのではなく、昨日の自分からどれだけ押し拡げられたかを大事にしてほしいと思っています。
この部活は、一つのチームです。
私は、心から「すばらしい部活だ」と思っています。
同時に、正直に言えば、とても過酷な部活でもあります。
過保護にはしません。
すぐに答えは教えません。
むしろ、自立と自走を強く求めます。
やり遂げたいという強い思いがある人だけが、この部活に立っています。
中高の部活動ではありますが、待っていれば誰かが道を示してくれる場所ではありません。
やりたいことは自分で見つける。
見つけたら、まず行動する。
うまくいかないことから学び、失敗を恐れずにチャレンジする。
その積み重ねこそが、電子技術研究部で得られる一番の学びだと思っています。
昨年、ドジャースを連覇に導いた大谷翔平選手が、自身のMVPトロフィーに刻んだ言葉があります。
「Team Effort(チームの努力)」。
私は、この言葉に心から共感しました。
そのとき頭に浮かんだのは、私が入職した頃のことです。
神長先生、須田先生が、マイコン同好会から電子技術研究部を立ち上げ、
そこに実験好きの岩田や松本先生という優秀で賢い先生が加わりました。
今でも、神長先生や須田先生には、心から感謝しています。
そして、これまで部を支え、外の世界で活躍してきた多くのOBOGの存在があります。
その一人ひとりの努力と積み重ねがあったからこそ、今の電子技術研究部があります。
将来、皆さんが自分の人生を振り返ったとき
「電子技術研究部で学んでよかった」
そう思ってもらえる部活でありたい。
卒業しても、ふと立ち寄りたくなる。
語りたくなる。
誇りに思える。
そんな、卒業生に愛され続ける部活を、これからも皆さんと一緒につくっていきたいと考えています。
今年も、押し拡げていきましょう。
自分自身を、チームを、そして未来を。
本年もよろしくお願いします。
電子技術研究部 顧問
岩田 亮